制服デートでやりたいことその4【放課後お勉強】
放課後という概念はもうないので、瑛くんの部屋に来て一緒にレポートをこなすことにした。後期も木1おじいちゃんの必修は継続。レポート課題が出ていたのでちょうどよかった。
ブラックコーヒーとカフェオレを1杯ずつ、瑛くんとあたしの分。あたし用の白いマグカップとインスタントは気づいたら常備されていた。
いつもと変わらない黒基調の清潔感あるお部屋は自分の家と同じくらいの頻度で足を踏み入れている。高校時代実家暮らしだった瑛くんのお部屋にこんなにも出入りしていた女の子はいなかったと信じたい。
ふと目に入ったベッドサイドの小さな机。昨日まっさらな状態で置いていったデートのしおりの折り目に愛おしさが降ってくる。
「どうした?嬉しそうにして」
「えー?内緒〜」
「ふーん?ニヤニヤ顔も可愛いからいいんだけどね」
いつも通り平然と“可愛い”を配達してくれるから、最近は24時間365日いつでも可愛いを受け取る準備をしている。



