甘さなんかいらない









「結局何着てこう……」




昨日の夜ファッションショーをした洋服たちは床に散らばったままだ。結局決められなくて、そのまま手放して夢の世界へ飛び移った。



瑛くんって女の子のどんな服装が好きなんだろうと考えてみたけど全然わからなかった。大学に着ていく服の中で褒めてくれたのあったっけ、とか思い返しても答えには辿り着けなかった。


それも当然で、今まで瑛くんどころか誰かひとりのために見た目を整えようと思ったことがなかったから。その視点をこれまで養ってきていない、かつ、瑛くん相手なら尚更、だ。



……それと。