これこそ、シチローが言っていた『素人ならではの斬新な表現方法』であった。 もう、この時点でてぃーだの勝ちは決定的であろう。 既に高見沢の印象は薄れてしまって、誰もがてぃーだの次の言葉に集中していた。 その皆の視線を浴びて、てぃーだはゆっくりとワイングラスに口をつけ、それを流し込んだ。 ゴクリ… .