「ねえ~~御隠居~♪ 御褒美って何よぉ~?」 あれから、ただ黙って シチロー達の前に立ち廊下をあるく光圀に、子豚とひろきがしつこく聞き回る。 しかし、それには答えずに、光圀はただ歩く。 歩く。 歩く。 「もう~!もったいぶらないでいい加減教えてよ!御隠居~!」 すると、歩くのをやめ立ち止まった光圀は、満面の笑みで振り返りこう言い放った。 「ほら着いた♪ そなた達にあげたいその褒美とは、これじゃよ!」 .