仮面を被った私たち


〜雅目線〜

「雅の部屋はここだ
 一通り家具は揃えたつもり
 他にも必要なのあったら言え」

「………これだけあれば充分よ」

「そうか
 あとは、これ
 ここの部屋の鍵
 何かあると大変だから鍵はあまり閉めないで欲しいけど…………年頃の女の子だしな
 好きにしろ
 俺は勝手に入らないから」

「別に要らないわよ
 見られて困るものなんてないし
 今更襲われたところで何も思わないわよ」

「………お前、本気で言ってんの?」

「本気に決まってるでしょ」

「バカじゃねぇの?
 俺は俺のことを好きな奴しか抱かねぇよ」

「勝手にキスしたくせに」

「キスは俺を好きにさせる手段だ
 仕方ない」

「意味分かんない」

「分からなくていい
 というか踏み込んだこと聞いていい?」

「何よ」

「どのくらいの頻度で抱かれてたんだ?」

「………………そんなこと聞いてどうするのよ」

「どうもしねぇよ
 ただ気になっただけ」

「…………幻滅するわよ」

「しねぇよ」