仮面を被った私たち


「初めて会った時からずっと雅のこと想ってきたんだ
 幸せにする自信くらいある」

「……………そう
 じゃあ、お母さんそろそろ行くね」

「また来ます
 ご挨拶出来て良かったです」


そして雅と俺の家へ向かった

















「この家…………」

「あぁ……引っ越した
 この前のところ狭かったから」

「………私のせいじゃん」

「だから!
 雅は関係ねぇよ
 それに前のところは学校に近かったから選んだだけで、会社からは遠かったんだ
 逆に雅は学校に行くの大変かもしれないが」

「…………………学校行かない」

「はぁ!?
 何でだよ?」

「……………高卒の資格は取るから
 別にいいでしょ」

「………行け
 雅が戻ってくるのを待っている奴もいるから」

「……………………」

「…………実際な、あの学校は雅のお父さんからの寄付金で成り立っていたんだ
 だから学校関係者は雅のお父さんに反抗なんて出来ないし、虐待の話が上がった瞬間………違うところに異動させられていたらしい
 そして雅の虐待は見てみぬふりをされ続けた………
 半数以上の教師が気づいていながらも、何もしなかった」