仮面を被った私たち



次の日


午後に雅の病室へ訪れた


「雅ー、準備できてるかー?」

「…………うん」

「じゃあ、行くぞ」

「……アンタ…本当に私と暮らすの?」

「暮らす
 拒否権はない」

「……………」

「行くぞ
 荷物貸せ」

「いい
 これくらい持てる」

「………いいから
 俺に持たせろ」

そして半ば強引に荷物を持った

その足で雅のお父さんが入院している病室に向かった















「……………ここに雅のお父さんがいる
 好きなタイミングで入って」


雅は深呼吸してから中に入った


「…………お父………さん…………」

「っ…!
 どうして………お前が………」

「お父さん………」

「来るな…!
 あっちへ行け!」

「……最後に話したいことが……」

「うるさい!!」

パチン


乾いた音が響いた


「っ…!
 もういい!」

そして雅は出て行った


「お前…!
 どうして雅を…!」

「…………………」

「もう二度と雅に関わるな
 アイツを傷つけたら許さない」

そして俺も出ていこうとした瞬間

「…………雅を幸せにしてやってくれ
 俺の分まで………愛してやってくれ………」

「………言われなくてもそうする」


そして俺も出て行った