仮面を被った私たち


「……バカじゃないの…………」

「バカだよ
 でも今の俺にはこんなことしか出来ない
 今の俺じゃ雅を助けることすら出来なかった
 俺頑張るから
 頑張って俺1人でも雅を守れるようになるから
 だからずっとそばに居て」

「無理」

「うわっ、即答……
 まぁいいよ
 俺が頑張ることだし
 とりあえず明日からよろしく」

「…………よろしくお願いします」

「あぁ
 それと……………会いたい…?」

「………………会わせるつもりないんじゃないの?」

「………どうしてもって言うなら
 それに………これからのこと考えると、お父さんのことが足枷になってほしくない
 けじめをつけるって言う意味で言うならこのタイミングなのかなって」

「……………会わなくて良い」

「本当にいいのか?」

「別にいい
 てかそんなこと聞くならそう言う顔しないでよ
 会いたいなんて言える訳ないじゃん」

「そう言う顔……?」

「はぁ…………なんでアンタが私より辛そうな顔してるのよ
 アンタがお父さんのこと快く思ってないのも知ってるし、そんな中で言える訳ないでしょ」