仮面を被った私たち


「愛してるって何!?
 所詮上辺だけの言葉じゃん!
 都合が悪くなったら捨てたり、暴力振るったりするんでしょ!!」

「絶対にそんなことしない!」

「するんだよ!!
 アンタは星夜君じゃない!」

「昔とは変わっても俺は俺だ!
 いい加減落ち着けよ
 ちょっと触るけど嫌なら離れろ」

そして雅を抱きしめた

「雅、俺を信じろ
 誰も信じれない気持ちも分かる
 でも俺だけは信じてくれ」

「無理だよ!
 信じてたんだよ………お父さんのこと……ずっと………信じてたの………
 殴られても蹴られても抱かれても
 いつかは戻ってくれるって信じてたの!」

「……………」

「刺された時だって安心した
 やっとお母さんのところに行けるって
 また3人でやり直せるって………嬉しかったのに……
 どうして助けたりなんかするのよ………」

「…………完全に俺のエゴだ
 学校来なくなって………凄い心配だった
 来なくなる前に電話した時………雅、怯えた声してた
 なんであの時助けられなかったんだろうって、ずっと思ってた」