「…………雅はさ、今まで辛い思いしてきたと思う
だから、これからは無理しなくていい
俺もなるべく雅に辛い思いさせないように努力はする
でも雅が教えてくれないと分からない時の方が多い
お腹の子のことだって………本当はどうしたかったんだ?」
「………………………」
「俺は知った時、複雑だったよ
雅がされてたこと………日記を読んで分かったつもりになってた
でも本当は…………もっとひどかったんだよな
正直、好きな子が他の男に抱かれるなんて考えたくもない
悲しいし、悔しい
何も出来なかった自分が一番許せない
赤ちゃんのことも一人で抱え込ませてた
こんなこと、相談できる相手なんてあまりいないのにな」
「……………妊娠したなんて誰にも言えるわけないじゃん
ましてや………実の父親との子だよ
知られたら私の学校生活終わり
真面目で完璧な優等生キャラが崩れる」
「そんなキャラなんかこの際どうでも良い
病院は行っていたのか?」
「……………産むかどうか決めてから行こうとした
考えてる間に…………殺しちゃった」

