仮面を被った私たち


「あの時……助けるって言ったのに…………助けられなかった……」

「そんなこと……」

「ずっと後悔してた
 そしたら桜庭さんから雅ちゃんのこと聞いて……
 こんなことになってるなんて………
 本当にごめん
 あの時助けていれば……」

「杉浦先生……私は感謝してるんだよ
 あの時、助けようとしてくれて
 先生の人生をめちゃくちゃにしてまで………
 私の方こそごめんなさい」

「雅ちゃんは何も悪くない!
 僕が弱かったから………」

「………私ね、正直死にたかった
 杉浦先生がいなくなってからは特に
 でも………先生がお守りくれたから頑張ろうって思えた
 今はもう………お父さんが捨てちゃったかもだけど…………」

「あの時の………まだ待っててくれたんだ………」

「…………手紙も……凄い嬉しかったんだよ
 でもお父さんにすぐに見つかっちゃって………
 お守りが私を支えてくれた
 ここまで頑張れたのは杉浦先生のおかげなんだよ
 本当にありがとう」

「………今日、会いにくるか凄い迷った
 でも、会えて良かった
 雅ちゃん、よく頑張ったね
 生きててくれてありがとう」