仮面を被った私たち


「…………朝陽さんまで巻き込みたくないです
 朝陽さんまで倒れちゃったら………」

「僕は大丈夫だよ」

「そう言ってアイツは倒れた…!」

「……………」

「私に関わった人は………みんな不幸になる………
 だから私に関わらないでください」

「そんなことないよ
 雅ちゃんと出会って幸せな人はたくさんいるよ」

「…………朝陽さんは優しいから、そう言ってくれるんですよね
 そんな優しい人を不幸にしたくないんです」

「僕は幸せだよ
 こうして雅ちゃんと話せて」

「………………………」

「………星夜にも聞いてみな
 絶対、幸せって言うから」

「……そんなことないですよ」

「……………もう今日は寝よう?
 直接本人に聞いた方が良い
 雅ちゃんが何と言おうと、僕は勝手にここで寝るからね
 おやすみ」

そう言って朝陽さんは目を瞑った


まるでこれ以上の反論は受け付けないと言わんばかりに


結局…………みんなに迷惑かけちゃった

朝陽さんにも真昼さんにも………


アイツにも



なんで倒れるまで無理するのよ……………



バカじゃないの………





そして私も目を瞑った