「雅も傷つかない方法を探したかった」
「そんなのある訳ないじゃない
誰かは………傷つくのよ
それなら私だけで充分」
「………過ぎたことは仕方ない
でも今後、また自分を傷つけようとするなら許さない
雅は自分を大切にしろ」
「…………そんなことが出来たらね」
「………………」
「アンタも、自分を大切にしてよ
なんで……私の我儘なんか聞いたりするのよ……
仕事で疲れてるはずなのに」
「バカじゃねぇの?
俺は自分が一番大切に決まってるだろ
自分の体が言うこと聞かなくなったら雅にも会いに行けなくなるんだから
だから自分の体は大切だ」
「じゃあ……どうしてよ………」
「一緒に居たかったから
別に無理してる訳じゃねぇ
徹夜には慣れてるし、そんなに眠い訳じゃない
必要だったら勝手に寝てるし、勝手に起きる
だから雅は何も気にするな」

