再会は、嵐を呼ぶ恋の始まり

丸星デパートの商談を終え、オフィスに戻るとすでに9時を回っていた。
亮平も会食の予定が入っていたから会社にはおらず、誰もいないオフィスの静かな空間。
私は自分のデスクに戻ると、今日やるはずだった事務作業に取り掛かった。
幸い夕方の時点で石田くんとの連絡も着いたらしく、今日は急な体調不良でお休みだったと聞かされた。
実際のところどうなのかわからないが、明日からまた出社すると聞きとりあえずほっとした。

「さぁ、仕事しなくちゃ」

今日1日でこなすはずだった事務作業を片付けようとすれば当然時間だってかかる。
しかしこれも仕方のないことだろうと、私は徹夜になるかもしれないことを覚悟して作業を開始した。