丸星デパートに着くと、ちょうど担当課長が出てきた。
30代後半で現場叩き上げだと言う課長はどちらかと言うと体育会系で声も大きく何でもはっきりと口にする。
担当する人間としては相手の思いがわかりやすくてやりやすい人だと思うのだが、一旦意見が食い違えば、なかなか妥協点が見つからないタイプかもしれない。
「お久しぶりです。課長、うちの石田が申し訳ありません」
事前にクレームの内容は確認してきたので、まずは深々と頭を下げた。
「うちと商売する気がないなら、もういいよ。言っても聞かないし、今日なんて呼んでも来ない。これじゃ話にならない。商品の仕入れ先はお宅だけじゃないんだからね」
「申し訳ありません」
少し前から夏のイベント商品のことで課長と石田くんの意見が合わなかったらしい。
石田くんも色々なプランを提示したようだが、まとまらないまま今日に至ってしまったようだ。
「私の方でご提案し直させていただきますので、もう一度だけチャンスをいただけないでしょうか」
「そんなこと言われたってね、こっちは忙しいんだ。商品を出して並べるための人手が足りないくらいなのに、もう一度商談にさく時間なんてないよ」
「じゃあ、私が商品出しを手伝います」
もちろん私だって暇じゃない。でも今は課長にもう一度チャンスをもらうしかない。
私はひたすら頭を下げ続けた。
30代後半で現場叩き上げだと言う課長はどちらかと言うと体育会系で声も大きく何でもはっきりと口にする。
担当する人間としては相手の思いがわかりやすくてやりやすい人だと思うのだが、一旦意見が食い違えば、なかなか妥協点が見つからないタイプかもしれない。
「お久しぶりです。課長、うちの石田が申し訳ありません」
事前にクレームの内容は確認してきたので、まずは深々と頭を下げた。
「うちと商売する気がないなら、もういいよ。言っても聞かないし、今日なんて呼んでも来ない。これじゃ話にならない。商品の仕入れ先はお宅だけじゃないんだからね」
「申し訳ありません」
少し前から夏のイベント商品のことで課長と石田くんの意見が合わなかったらしい。
石田くんも色々なプランを提示したようだが、まとまらないまま今日に至ってしまったようだ。
「私の方でご提案し直させていただきますので、もう一度だけチャンスをいただけないでしょうか」
「そんなこと言われたってね、こっちは忙しいんだ。商品を出して並べるための人手が足りないくらいなのに、もう一度商談にさく時間なんてないよ」
「じゃあ、私が商品出しを手伝います」
もちろん私だって暇じゃない。でも今は課長にもう一度チャンスをもらうしかない。
私はひたすら頭を下げ続けた。



