「いや、怖いっ」
クイーンサイズのベッドの上に横になっていた俺は、隣で眠る彼女の声で体を起こした。
どうやらまだ眠っているようだが、目には涙が流れた跡が見える。
かわいそうに、悪い夢でも見ているのかもしれない。
俺はそっと彼女に手を重ね、包み込むように握り締めた。
「怖がりのくせに、無理しやがって」
この2年間、俺は1度も彼女の顔を見ることができなかった。
お互いに連絡先を交換しているからメッセージのやりとりだってやろうと思えばできたが、メッセージを見れば声が聞きたくなり、声を聞けば会いたくなると思い我慢した。
だが、これからはもう我慢はしない。
どんなことがあっても、俺は二度とこの手を離さないと心に決めたのだから。
クイーンサイズのベッドの上に横になっていた俺は、隣で眠る彼女の声で体を起こした。
どうやらまだ眠っているようだが、目には涙が流れた跡が見える。
かわいそうに、悪い夢でも見ているのかもしれない。
俺はそっと彼女に手を重ね、包み込むように握り締めた。
「怖がりのくせに、無理しやがって」
この2年間、俺は1度も彼女の顔を見ることができなかった。
お互いに連絡先を交換しているからメッセージのやりとりだってやろうと思えばできたが、メッセージを見れば声が聞きたくなり、声を聞けば会いたくなると思い我慢した。
だが、これからはもう我慢はしない。
どんなことがあっても、俺は二度とこの手を離さないと心に決めたのだから。



