再会は、嵐を呼ぶ恋の始まり

「なあ、それ、なんとかならないか?」
「え、何が、ですか?」

とりあえず昼食を食べようと日替わりランチを注文したところで、部長が渋い表情になった。

「敬語。それと、二人の時には以前のように普通に接してくれ」
「無理ですよ、部長なんですから」

普段から石田くんに口やかましく言っている手前、私が公私混同する訳にはいかない。

「仕事を離れてまで部長と呼ばれたくないんだ。それに、俺は長嶋亮平でお前の同期だろ?」
「そうだけど・・・」
「じゃあ、決まりだな」

以前と何も変わらないと思っていたけれど、一人で納得して話を閉めようとする強引さは、二年前とは違う気がする。
しかし、同期としていられることが私にとってもうれしくて、結局押し切られてしまった。