「ミヤ、今部活中でしょ?
見学がてら行って、気持ち伝えてあげたら?」

「…でも、迷惑じゃないかな。
それに、花音との約束が、」

私がそう言えば

「私の事はいいの!
今はミヤにちゃんと気持ち伝えてあげて!
あんな爽やかな顔を表では保ってるけど
絶対に頭の中は菜美の事でいっぱいだよ?
部活に集中出来てるのかすら怪しいわ」

花音は私の腕を掴み
半ば無理やり立ち上がらせると
教室から廊下に追い出した。

「…花音、ありがとう、」

私がお礼を言えば

「でも菜美、気を付けた方が良いよ?
どんなに優しいミヤでも、
好きな女の子の前では強引になる事も
あるかもしれないから。
今後は、抱き締められるだけじゃ
済まなくなるよ?」

花音にからかうように言われ
私が思わず動揺してまた顔を熱くすれば

「ほら!照れてないでさっさと行って!
またノロケ聞かせてね~?」

と、花音に急かされ
私はとりあえずバスケ部が練習している
体育館に向かった。