「…」

ミヤ君はそんな私を見て黙り込み

「おーい、都!部活行くぞ!」 

と、誰かに呼ばれ

「あ、今行く…」

と言うと「…じゃあ俺、行くから」と
言ってこの場から去って行った。

「…ねぇ、菜美、
やっぱりミヤと何かあった?」

花音はミヤ君が完全にこの場からいなくなると
私にそう聞いてきた。

「…え、いや、何もないよ…」

私はあの日、ミヤ君に抱き締められ告白された事を何となく隠していた。

…口にするのも恥ずかしいし、
それに自分の中でも
初めての経験すぎてどうしたら良いのか
分からず、相談してもいいのか
ずっと悶々としているし…。