「…ミヤ君、私、触れられるのが
嫌だったんじゃなくて…その、」

何となく落ち込んでいるような
申し訳無さそうに項垂れているミヤ君に

「…このままだと、
本当に心臓がおかしくなるし…
恥ずかしかっただけだから…」

照れながらそう言えば
ミヤ君は再び顔を上げたが

それだけでも抱き締められた事や
さっき綺麗な顔を近付けられた事を思い出してドキッとして身体中が熱くなってしまう…。

今日これ以上ミヤ君の顔を見ると
本当に自分がおかしくなりそうで…

「…今日は、か、帰るね!また明日ね、」

私は今度こそそう言って
部屋から慌てて出て1階に行けば
ミヤ君のお母さんがびっくりした様子で
私を見ており…

「お邪魔しました!」

そう言いながら玄関に向かい外に出た。