「…え、あの、」

優しいミヤ君とは思えない程の
強い男の力で私の首の下辺りに回された腕。

「…ミヤ、君、どうしたの、」

完全に密着している身体に
私の心臓は崩壊寸前だ。

お兄ちゃんにもお父さんにも
散々抱き締められてきたけど
…それとは訳が違うこの感情。

ずっと…身体が熱くて緊張している。

私の身体が硬直したように動けないでいれば

「…菜美ちゃんは、
俺の事…好きでいてくれてるの?」

ミヤ君は突然そう聞いてきた。