「今日はね、友達も連れてきたの」

花音がニコニコしながらそう言ったため

「あ、私、市川菜美と申します。
四条君と中さんと仲良くさせて貰ってて…」

私が慌てて自己紹介すれば

「やだっ!凄く綺麗な女の子じゃない!
しかも凄く礼儀正しいし…都ったら
こんな女の子と仲良くして貰ってるの!?」

とびっくりされていた。

そんなミヤ君のお母さんの言葉に

「ねぇ、おばさん、
今日ミヤ凄く部屋の片付けしてたでしょ?」

花音は笑いながらそう言い始め…

「あ、そういえば、そうね…。
いつも放置してるのに、今日はどうしたのかなって思ってた所だったけど…
あ、もしかしてそういう事!?」

ミヤ君のお母さんは私の方を突然見て
「あら~都にも春が来たのね~」
と嬉しそうに言っていた。

「そういう事。
おばさん、温かく見守ってあげてね?」

…2人は何やら微笑ましそうに会話をしている。

「じゃあ私達、ミヤの部屋にいるから
おばさん、またあとでね!」

花音はそう言うと、
私の手を掴んで2階に上がって行った。