放課後になるとすぐに

「菜美~!ミヤの家に行こ!」

と花音が誘ってきた。

「…うん。え、でもミヤ君は?
もういないけど…」

辺りを見渡してもミヤ君は既に
教室の中にはいない。

すると花音が

「ミヤ、部屋片付けるからって、
さっきすぐ帰って行ったよ?
私が家に行く時は散らかり放題なのに
菜美が来るとなると焦っちゃってさ…
ホントは恥ずかしいだけで
菜美が家に来るの嬉しいんだよ」

面白そうに笑いながら言っていた。

「そっか…それなら良かった。
何か最近ミヤ君に
避けられてるような気がしたから…」

私がそう言えば

「それはミヤと相合傘して帰ったから
アイツそれがきっかけで
菜美の事、相当意識し始めてんでしょ?
ミヤは好きな女の子には奥手だからね」

花音はそんな事を言い出した。