お母さんの言葉に

「なーんだ…そうだったんだ」

「心配して損したわ」

とお姉ちゃんとお兄ちゃんは
案外あっさり引いてくれた。

「ほら、どうでも良いから早く寝なさい」

お母さんがそう言えば

「ママ、湿布ない?
彼氏のエッチが激しすぎて腰痛いんだけど」

とお姉ちゃんがまた言い出し

「…もう、そんな事コソコソ言いなさい。
リビングの引き出しの2段目にあるから…」

と恥ずかしそうに言っていた。


「…お母さん、」

私がお母さんを呼べば

「菜美、良かった。早く寝なさいね」

お母さんはそう言って笑ってくれた。

「…うん、ありがとう」

…本当に色々な意味で
お母さんには感謝しないといけない。

匂いの事も上手く誤魔化してくれたし。

でもお母さんも…
遅くまで私が男の子といたと思ったのかな…。

今は確認のしようもないし…
ミヤ君にはあくまで駅まで送って貰っただけだし、もう言う事でもないけど…。


「瑞樹も早く寝るぞ。お腹は大丈夫か」

「大丈夫だよ」

「大分お腹が目立ってきたな。
そろそろ1階で寝た方が良いかもな」

「そうね…」

「その時はまた俺も一緒に寝るから」

「…雫は2階で良いけど」

「俺が瑞樹と寝たいの」