「…てか、菜美まだ制服じゃん。
もしかして菜美も今、帰ってきたの!?」

するとお姉ちゃんは私の方を見て
びっくりした様子で言い出した。

「…うん、ちょっと、
学校で本読んでたら、遅くなって…」

…私今日だけでこの説明、何回するんだろう。

「ダメじゃん!!
菜美がこんな夜遅くに出歩いたら!!
マジで可愛いんだから襲われるよ!!」

「…ごめんなさい。
でもお姉ちゃんも、出歩いてるよね…」

私が思わずそう言えば

「香菜なんか襲う物好きいないだろ!!
菜美は可愛いんだから気を付けろ!!
いい加減、もっと自覚持て!!」

お兄ちゃんは私をまた抱き締めてくる。

…その言い方は
さすがにお姉ちゃんも傷付くと思っていたが

「そうよ!!ウチなんて仮に襲われたとしても
相手のチ◯コ蹴り上げて再起不能にしてやるけど、菜美はそんなの出来ないでしょ!!
ホント、いつまでも素直で可愛いんだから!」

…全く傷付く様子が見られない。

この双子は一体どういうメンタルを
しているんだろうか…。

我が兄と姉の事なのに全く分からない…。

お父さんも笑って見てるし…ホント何なの。