そう思っていれば

「…俺は、菜美ちゃんと会えなくなる時間が
増える方が不安で堪らないし、嫌だよ」

ミヤ君の方が寂しそうに
そんな事を言い出した。

「…こんなに人を好きになったの
菜美ちゃんが初めてなんだ。
出会ってから、一緒にいる時間も楽しいし
気も遣わないでいられてむしろ癒される。
菜美ちゃんの笑顔を見てると
ずっと愛おしさが沸いてくるよ」

「…ミヤ君」

「…でも、一緒にいればいる程
今度は別れる時間が辛くなるよ…。
今日ももう少ししたら菜美ちゃんが帰るんだなって思ったら凄く寂しいし、
本当は帰したくない…」

ミヤ君はそう言って私の手を握り
視線を合わすと

「…だから、高校卒業したら
結婚して一緒に住みたい。
菜美ちゃんと毎日傍にいたい」

…そんな事を突然言われ
私の顔は衝撃のあまり硬直した。