「はぁ!!??」

お父さんはめちゃくちゃ大声を出し

「零の彼女って
…桜音(おと)って名前の子だよな!?
零が1年前から付き合ってて
キスまで彼女の方からしてきて積極的で
可愛いとかこの前もデレデレしてて
どんな女かと思ってたけど…
綾瀬の子かよ!?零をたぶらかしたな!?」

凄く発狂していた。

「え~?だって桜音は美桜に似て
結構グイグイ系女子だしぃ?
亮介にも似て童顔が好みなんだよねぇ?
零君って可愛い顔立ちしてるし
喧嘩は強いけど恋愛に関しては
受け身で大人しいみたいだねぇ?
桜音は、"私色に今から染める"って
張り切ってるよぉ?」

「あら。ステキね?今のご時世
女の子の方が積極的なのも大切よね?」

「瑞樹そんな呑気でどうするんだよ!!
ウチの零が穢れる!!
綾瀬みたいな怖い女の子供に
ウチの可愛い零を渡せるか!!」

お父さんは今度は私ではなく
零の事で悩んでいる…。

「大丈夫だよぉ?綾瀬組は上の子が継ぐって
言ってるしぃ?零君はヤクザにも綾瀬にも
ならないからそこら辺は安心してぇ?」

「そういう問題じゃない!!
お前と親戚になったら余計にウチの事に
首突っ込んでくるだろ!!」

「え~?当たり前だよぉ?」

「今すぐ零に
その女と別れるように言うからな!!」

「でも零は桜音ちゃんの事が好きすぎるみたいだし…雫それは無理よ。そんな事言ったら零は雫を嫌いになるわよ?
いいじゃない、美桜ちゃんと親戚になれて
私は凄く嬉しいけど」

「くっ…瑞樹は何でそんなに
綾瀬に甘いんだよ…!?」

「瑞樹ちゃんは本当に優しいねぇ!?
瑞樹ちゃんずっと大好きだよぉ!!
雫君はせいぜい諦めてねぇ~?
これからも末永くよろしくねぇ?」