「都が優しすぎて自分が我慢させすぎて
神経使ってんるじゃないかって市川さん
悩んでたんだだけだよ!!
だから俺、そんな事ないって言ってあげただけだから…」

壱君は必死に弁解してくれているが

「…」

ミヤ君は何か納得してないのか
ずっと変わらない表情で私を見てくる。

…確かに納得いかないよね。

でもこれ以上
壱君まで巻き込む訳にもいかないし…

「…壱君、あの…色々とありがとう。
今からミヤ君とちゃんと2人で話すから
先に帰ってい…」

私がそう言い掛けた瞬間

ミヤ君に腕を強く掴まれ
駅とは逆方向に連れて行かれた。

「えっ!?み、ミヤ君、」

「都!?」

私と壱君が名前を呼ぶが
ミヤ君は何も言わずそのまま歩く。