「…名残惜しい?」

しばらく手を握りながら菜美ちゃんの顔を
見ていれば凛君に笑いながらそう言われ
ハッとし、ゆっくりと手を離した。

「それは勿論、だって好きだから…」

俺が照れながらそう言えば

「ミヤ君ってホント度胸あるよね?
兄貴に怯えてはいたけど、
絶対に逃げようとしなかったし?
喧嘩出来なくても姉ちゃんを必死に守ろうとしててカッコ良かったわ。イイもん見れた」

…今日の凛君はまともに俺を褒めてくれる。

「…でもお兄さんには
認めて貰えなかったけどね」

俺がそう呟けば

「まぁ後々ミヤ君の面白さ分かってくるって。
姉ちゃんがずっとミヤ君を好きな以上は
反対なんか出来ないでしょ」

凛君にそう言われ
菜美ちゃんのお兄さんも
…まだ会った事はないけどお父さんも
俺を認めてくれる日が来るといいな。

そう思っていれば