「はぁ!!??」

…そりゃお兄さんも怒るだろう。

「でもこのまま姉ちゃんを
寝かさない訳にもいかないでしょ」

「そんなの俺か凛が運べば良いだろ!?
コイツとはまだ話が終わってないんだよ!」

「でも母さんそれで良いの?
そしたらミヤ君帰らせた方が良いんじゃない?いくら何でも姉ちゃんのいない所で
ミヤ君1人ここに置いて兄貴の尋問受けるの
可哀想だよ。もうすぐ父さんも帰ってきて
余計ややこしい事になるって」

…凛君。珍しくまともな事を言っている。

「そうね。そろそろ夕方だし…
都君のご家族も心配するだろうから
帰らせないと。都君ごめんね。
ホント愛が狂ってる息子達だけど
菜美は本当に可愛い女の子だからよろしくね」

…結局、菜美ちゃんの家族全員に
認められるには
やっぱり一筋縄ではいかないけど…


「菜美!!
体調悪いって聞いたけど大丈夫なの!?」

「「菜美姉ちゃん、大丈夫!?」」

玄関から続々と帰ってくるお姉さんや弟君達に
囲まれている菜美ちゃんは
本当に愛されすぎてるんだな…と思った。