「クソッ…どいつもこいつもって、お!凛!
良い所に帰ってきたな!!」

俺が後ろを振り向けば

「あ、ミヤ君じゃん。何してんの?
姉ちゃんとの結婚の挨拶でも来たの?」

…凛君は俺がここにいてもなぜか冷静だし
この殺伐とした状況が見えてないのか
相変わらず訳の分からない事を言う。

「…違うよ」

俺が思わずそう言えば

「え?何?修羅場?こわっ…。
逆に姉ちゃんに別れ切り出されたとか?
ミヤ君怒ってまた姉ちゃんに手出ししないでよね?この前風邪引いた時も看病に来た姉ちゃんに手出ししたでしょ?ミヤ君最近欲求不満すぎだって」

…とんでもない誤解を妄想している上に
俺が風邪を引いた時の話までされた。

「コイツ菜美に手出ししたのか!?」

…お兄さんはとんでもなく怒っているし

「え?そりゃそうでしょ。
ミヤ君って意外と手が早いしエロいんだよ?
しかも姉ちゃんと都君って最後までヤッてるよ?夏休みの末に泊まりって
絶対シてるでしょ。
俺が姉ちゃんの弱い部分をミヤ君に教えてあげたんだから、姉ちゃん絶対に満足しただろうしミヤ君も興奮したでしょ?」

…凛君にはとんでもない事実を
菜美ちゃんの家族の前で暴露され
俺も顔を赤くして黙り込む。