「えっ、都!その子、市川さんだよな!?」

すると後ろにいたミヤ君の友達が
私の名前と共にミヤ君を呼び

「何!?都、市川さんと仲良いの?」

と、周りに集まってきた。

「同じクラスの友達だから…」

ミヤ君がそう言えば

「へー!友達なんだ!羨ましいな!
てか…間近で見るとやっぱ…その、
市川さんって、凄く綺麗だよな」

「確かに…そういえば傘忘れたの?
家どこら辺?大丈夫?」

ミヤ君の友達にまで心配して貰い

「…あ、大丈夫だよ。
駅まで着けば家族が迎えに来てくれるから」

私が笑ってそう言えば

「そうなんだ!
俺の家、駅の近くだし良ければ送るよ?」

と、お友達にそう言って貰えるのは
凄くありがたいけど…

「大丈夫だよ。悪いから…」

私は悪いと思い何とか断ろうとするが

「大丈夫。気にしないでよ」

そう言って私の傍にその人が1歩
近付いた瞬間だった。