そう思っていれば

「…ううん、身体は少しキツかったけど
皆に必要とされるの嬉しいから。
凄く可愛い弟や妹だから負担じゃないよ。
少し休めば平気だから」

菜美ちゃんはそう言って微笑んだ。

…確かに菜美ちゃんは子供が大好きだし
カヤの事も心の底から
可愛いがってくれている。

精神的には負担では無かったんだろうけど
やっぱり学業と家事、育児の手伝いは
結構身体には負担だったと思う。

「菜美は本当に無理する子ね…。
とりあえず家に帰ってゆっくり休もうね。
都君も良かったら家まで来ない?
ちゃんとお礼がしたいし」

「いえいえ…お礼とか良いです。
俺の方がずっと菜美さんに支えられてますし…それより家までちゃんと送らせて下さい」

菜美ちゃんが俺に寄りかかっている姿を見た
お母さんは

「都君、ありがとね。
こんなに身を任せてる菜美を見るのは
久し振りだわ。親にも甘えられない子だから。きっと都君が家まで一緒に歩いてくれた方が
安心ね」

そう言って微笑むと

「菜美、寒くない?大丈夫?」

と、心配しながらも一緒に歩き出した。

菜美ちゃんはお母さんに
「大丈夫だよ」と笑いながらも
俺の手をずっと握りながら
安心していたようだった。