先生は俺達から少し離れた所で電話を掛け
話を終えると通話を切って
こちらに戻ってきた。

「…とりあえずどちらのお母様からも
快く許可は貰えたから
…四条君、市川さんを送ってあげなさい」

先生はなぜかまた顔を赤くしていて…
不思議に思っていれば

「…いや、四条君なら大丈夫だとは思っているけど、お母様からの伝言だから一応…
"家に送る途中で体調の悪い菜美ちゃんに
手出しなんかしたら承知しないわよ!"って…。
何だか…凄くその、ユーモアのある方ね」

…母さん。

そんな事するはずもないし
先生にまでいつもの調子で言うなって。

俺が恥ずかしさでいっぱいになっていれば

「…でもちゃんと親御さんにまで
関係性を伝えられてる2人は本当に真面目で
真剣な交際なんだなって思ったわ。
…先生も、2人の事陰ながら応援してます」

先生はそう言って微笑んでくれ

「…先生、ありがとうございます。
ミヤ君も…本当にありがとう」

菜美ちゃんは顔を赤くしながらも
優しく微笑みながら俺を見て言ってくれ

凄く温かい気持ちになった。