「「えっ?」」

保健室の先生も菜美ちゃんも
びっくりして同時に俺を見た。

「菜美ちゃん、俺が送るよ。
やっぱ心配だし…それなら良いでしょ?」

俺の言葉に菜美ちゃんは焦り始めた。

「ミヤ君にそこまで迷惑掛けられないよ…!
保健室まで連れて来てくれただけで
十分助かったし…!
私、本当に大丈夫だから、」

「菜美ちゃんは大丈夫でも
俺が大丈夫じゃないよ。
迷惑とか思った事ないし
心配すぎてどうにかなるよ」

「ミヤ君、
だってまだ午後の授業残ってるよ?
授業に出ないと、」

「…授業より菜美ちゃんの方が
よっぽど大事だよ。大切な彼女なんだから」

「み、ミヤ君…その、」

菜美ちゃんが顔を赤くして
言葉を詰まらせた瞬間


「…あの、貴方達、
イチャついてるのは良いんだけど…
私の事ちゃんと見えてるかしら?」


保健室の先生は照れたように口を押さえながら
静かに俺達を見て言った。