…ホントに困った弟だ。

あの寡黙で優しかっただけの凛が懐かしい。

私が顔を赤くしてうつ向いていれば

「…菜美ちゃん、
もしかして凛君ここに来るの?」

ミヤ君は私の目の前に立って
そう聞いてきた。

「…うん、まぁ、何かと心配らしいから、」

「菜美ちゃん、顔赤いけど…
もしかしてまた凛君に…色々言われたの?」

ミヤ君はもう既に凛の性格をよく分かっており
何となく察しているのかもしれない。

「…ううん、大丈夫。
凛が来てもミヤ君は会わなくていいから」

凛と会わせたら
ミヤ君はストレスでまた体調が悪化するかも。

そう思っていればミヤ君は私の手を取り

「俺は別に何言われても平気だよ。
今日も菜美ちゃんに下心あったし…
風邪引いてても菜美ちゃんの事、
…抱きたいとか思っちゃったし…」

突然そんな恥ずかしい事を言ってきた。