「あ!
それに今日は壱君にも差し入れがあるの!」

市川さんはそう言うと
持っていた袋の中から

「さっき自販機で買ってきたの。
私もいつもミヤ君を壱君から取ってるし…。
クラスも違うのに廊下とかであった時に
私に声掛けてくれて凄く嬉しいし…。
それに今度練習試合あるんでしょ?
いつものお礼も兼ねて」

笑顔で俺に
冷たい甘いカフェオレを渡してきた。

「え!?
これ、俺がよく飲んでる好きなやつだ!」

俺がびっくりしてそう言えば

「壱君、廊下とかで飲んでるの見掛けるから好きなのかなって…。私も甘いの好きだよ?
美味しいよね」

市川さんは
とつてもなく可愛い笑顔を向けてきた。

…こんな俺の事まで気に掛けてくれる
市川さんにマジで惚れそう。

しかも同じく甘いのが好きとか
嗜好まで合うとか運命だわ。

都から奪って良いかな…。