そんな都を見ながらも
俺が体育館の外に出れば

入り口から少し離れた所に
市川さんが手に持っている何かを見ながら
立っていた。

「市川さん?」

俺が呼べば

「あ、壱君!」

と、俺の名前を呼んでくれる市川さん。

手に持っていた何かを咄嗟に鞄の中に入れて
それが何かは気になったが…。

前もこんな状況あったな…。

確かあの時も市川さんはここら辺に立っていて
都を呼んであげたら、
そこから俺の名前も知ってくれて…
今もずっと下の名前で呼んでくれてる。

市川さんは"名字で呼んだ方が良いかな?"
と聞いてきたが俺は市川さんに下の名前で
呼ばれたい。

この美貌の市川さんに"壱君"とか呼ばれたら…
都には言えないが
めちゃくちゃ可愛くて悶絶する。