「…ミヤ君、顔見せて」

私はミヤ君の背中に抱き着く腕を離し
そう言えば

「…」

ミヤ君はゆっくりと私の方に振り返ると
真っ赤な顔で私を見た。

「…ミヤ君、顔真っ赤だね」

「…それはそうでしょ。
菜美ちゃんに抱き着かれてたらこうなるよ」

「…ミヤ君、可愛い」

「…」

「私、ミヤ君に触れられたい。
ミヤ君…私の"可愛い我が儘"
聞いてくれないの?」

「…菜美ちゃ、」

「…ダメ?ミヤ君?」


私がそう言った瞬間だった。

ミヤ君は表情を変え、私の腕を強く掴み
そのまま何も言わず2階に上がった。