「もしかして、昨日先輩に告白された話を
聞いて不安になってたりする…?」

私がそう聞けばミヤ君は黙っており

「…私はミヤ君の事しか好きじゃないよ?
ちゃんと断ったし大丈夫だから…」

私が告白された事をミヤ君に言ってなかったから、不安になったのかな…。

ミヤ君は自分のお父さんが不倫して…
私の気持ちもミヤ君以外に向くんじゃないかって思う事もあるのかもしれない…。

「ミヤ君、ちゃんと言わなくてごめんね。
告白された事とか報告する事でもないと
思ったけど…噂とかで聞いて逆に嫌な気持ちに
なったよね…本当にごめんなさい」

私が謝れば

「…菜美ちゃんは、いつも俺に素直な気持ちをぶつけてくれるし、好きでいてくれるし
…他の男に気持ちが揺らぐんじゃないかとか、そういう不安はない…と思ってるけど、」

「…」

「…俺が菜美ちゃんの事で
頭がいっぱいな様に、
菜美ちゃんにもっと俺の事で頭をいっぱいにさせたいっていうか…。
皆に優しいだけじゃない、ちゃんと男らしい素の俺も見せたいなって…今日の家での菜美ちゃんを見て余計にそう思ってさ…」


ミヤ君は静かにそう呟いた。