…。

なぜかお互いに恥ずかしくなり、
どこか気まずい沈黙が流れる中

「…あ、それよりさ!
昨日市川さん、
2年の先輩に告られてたらしいな?
都も市川さんも本当にモテるよな~」

壱が突然そんな事を言い出して
俺は思わず目を見開いた。

「はっ!?」

俺が驚いて声を漏らせば
「え?都、知らなかったのかよ?」
ときょとんされ…

「昨日の放課後たまたま中から聞いてさ、
"休み時間、菜美が2年のサッカー部のキャプテンに呼び出されて甘い告白されてたよ~?"
とかニヤニヤしながら言ってたけど?」

…花音はどうでも良いことは俺に報告してくるのに、何でそういう肝心な事は言わないんだ。

…壱に言うあたり、
俺にそこから伝わるのが分かってて
絶対に面白がってるのが目に浮かぶ。