「ミヤ君、あの、凛は…」

私が凛の名前を言えば
また唇を塞がれた。

「…ミヤく、」

また荒くキスをされ
私が苦しそうにミヤ君の名前を呼べば

「…菜美ちゃん、
ずっと俺の名前だけ呼んでてよ」

そう静かに呟かれ

「…他の男の名前とか聞きたくないし、
抱き締められてる菜美ちゃんとか
見たくない。ずっと俺の傍にいてよ」

ぎゅっときつく抱き締められた。

…私はそんなミヤ君の甘い、
まるで嫉妬のような言葉に顔が赤くなった。

「…私は、ずっとミヤ君の傍にいるよ」

私もぎゅっと抱き着けば

「…でもあの人に抱き締められて、
顔赤くしてたよね。
しかも菜美ちゃんも呼び捨てで呼んでたし…」

ミヤ君は不機嫌そうに言いながらも

「…菜美ちゃんは俺の彼女でしょ。
こんなに好きなのは俺だけ?
菜美ちゃんは違うの…?」

そう言って落ち込んでいる様子だった。