「凛、何言って…」

私が顔を赤くさせれば

「…え?俺の気持ち知ってるでしょ?」

と、わざと私の事を"姉ちゃん"と呼ばない凛。

…絶対、ミヤ君に意地悪してる。


「え?市川さんの追っかけとか…?
確かに市川さん美人だしそういう人が
いてもおかしくないけど…
市川さんも呼び捨てしてるの?」


壱君も戸惑ってるような声を出した。


「だから、俺達そういう関係だから」

凛…本当にもう何がしたいの…。

これでミヤ君との仲が険悪になったら
どう責任取ってくれるの…。

さっきからミヤ君も何も言わないし

花音も私が凛に抱き締められた時
顔を真っ赤にさせて言葉を失ってたし…。

私がこの状況をどうしようか考えていると
凛の腕が一瞬緩んだかと思えば

…前髪辺りに軽く…いや、触れてはないけど
周りから見ればそうは見えるだろう。

まるで額にキスをされるように
顔を近付けられた。