「何を言い出すか黙って聞いていれば…
皆菜美の話も全然聞かず早とちりばっかして!
少しは菜美の話も聞きなさい!!
大体菜美がそんな危険な人の家に
私達に何も言わずにノコノコ付いて行く訳ないでしょ!!
貴方達はそんなに菜美の事を信用してないの!?」

お母さんの怒鳴り声にお父さんが焦り出す。

「み、瑞樹…そういうんじゃなくて、
皆、菜美の事が心配なだけで…」

「あのね!!心配するのは良いけど
貴方達は過保護すぎるのよ!!
菜美の人生をめちゃくちゃにしたいわけ!?
菜美が本当に困ってるんだったら私だって
黙ってないけど、菜美は今日会ったその男の子の事、どう思ってるの?」

するとふいにお母さんからそう聞かれ
皆が静かに私を見る。

そう改めて聞かれると恥ずかしいけど…


「…私、その人と付き合ってる。
凄く、大好きな…彼氏なの」


私が顔を赤くして何とか言えば


「…な、菜美、ソイツ、
本当に彼氏、なのか?」

「…マジで?てか、そんなに顔赤くして…」

「…姉ちゃん」

お兄ちゃんやお姉ちゃん、凛も
びっくりした様子で私を見ていた。