…あの時、見られてたんだ。

とりあえずここまできたらもう、
彼氏がいると言うしかない…。

そう思い口を開こうとするが

「しかも、今日もオシャレしてどこ行くかと思ったら、学校の最寄り駅でこの前と同じ男と待ち合わせしてるし、ソイツ姉ちゃんの可愛い姿見て顔赤くしてたし手繋いで家にまで連れ込んでたから…姉ちゃん、遊ばれてるのかなって思ったら心配だったからさ」

…あの寡黙な凛が言葉を詰まらせる事もなく
めちゃくちゃ饒舌に話していて感心…

いや!!そんな事思っている場合じゃない!!


「凛、今日私の事つけてたの!?」

動揺しながらそう聞けば

「まぁね。心配だったから。
でも男の家に着いた時も姉ちゃん嫌がってなかったし…覚悟決めてるんだと思ったから
その時あえて声は掛けなかったけど」

凛は私とは逆にサラッとした表情で答える。