私がキッチンに立って
オムライスを黙々と作っていれば

ふと、カヤ君がミヤ君に
甘えて抱き着いている姿が見えた。

…カヤ君もお母さんが出掛けて
最初は凄く不安そうにしてたけど、
今は無邪気な子供の顔をしている。

ミヤ君も優しい瞳でカヤ君を見ているけど
…どこか切なそうにしている。

…ミヤ君に弟がいたなんて思わなかったし
お父さんも…話の流れからすれば
カヤ君を連れて他の女の人と一緒になったって
事なのだろうから…

私にはそんな複雑な事情
言い辛かったのかもしれない。

…まぁ、私も…
ミヤ君と一緒にしてはいけないけど
家族の事はもの凄く言い辛いし…。

私は色々と考えながらも
オムライスを作り上げた。