「上手だね、カヤ君」

カヤ君は少し気持ちが落ち着いたのか
お絵かきに夢中になっていた。

ソファにカヤ君とミヤ君が隣で座っており
私は1人掛けのイスに座って見ていた。

「…カヤ、菜美ちゃん、お腹空いてない?」

するとミヤ君がそう聞いてきて…

「うん!おなかすいた!」

カヤ君はニコニコしながら
ミヤ君に笑顔を向けていて

「何が食べたい?」

「えっとね、オムライス!」

「分かった。今作るから」

ミヤ君がカヤ君と頭撫でながらそう言うと

「菜美ちゃんも、それで大丈夫?」

と聞いてきたため

「あっ、私が作ろうか?」

とっさに立ち上がりそう言えば

「え…いいの?でも、悪いよ、」

ミヤ君はどこか遠慮していたため

「大丈夫だよ。
お家にお邪魔させて貰ってるんだから、
それくらいはさせてよ」

私がそう言うと

「…ありがとう、菜美ちゃん」

…顔は笑っているが、
どこか複雑そうな表情をしながら
ミヤ君はそう答えた。