ミヤ君の家に着けば
玄関の鍵を開けたミヤ君は
ドアを開けて私を先に中に入れた。

…ミヤ君のお家に来るのは2度目だけど、
この前とは違う緊張が走る。

そう思っていれば

「あら~!!
菜美ちゃん、いらっしゃい!!」

ミヤ君のお母さんが元気な足音を立てながら
玄関にやって来た。

「こ、こんにちは。ご無沙汰してます」

私が頭下げれば

「良いのよ!!そんなかしこまらないで!!
でも菜美ちゃんがまた来てくれて嬉しいわ!
しかも今度は"彼女"として!!
お母さん、凄く嬉しいわ!!」

ミヤ君のお母さんにガバッと抱き締められた。

「ちょっ…母さん、やめろよ。
菜美ちゃん、困ってるから…」

ミヤ君が焦ってそう言うが

「あら?困ってたのはお母さんの方よ?
菜美ちゃんが初めてウチに来たあの日、
顔を真っ赤にしながら急いで1階に降りて
すぐ帰っちゃったから、都が絶対変な事したんだろうなって、ずっと申し訳なく思ってたんだからね!!」

ミヤ君のお母さんは軽く怒って
言い返していた。

「菜美ちゃんが可愛いからって
嫌がる事はしないでよ?
今日も本当に菜美ちゃん可愛いすぎるし、
都がまた手出ししそうで
お母さんヒヤヒヤしてるんだから!!」