私が学校の最寄り駅に着けば

「菜美ちゃん」

と駅までミヤ君が迎えに来てくれた。

「ミヤ君…こんにちは」

休日に会うのが少し恥ずかしくも嬉しくて
私が照れながら笑えば

「…」

ミヤ君は私を見て、黙って顔を赤らめていた。

「…どうしたの?ミヤ君」

私がミヤ君をじっと見ていれば

「…いや、あの、もしかして、
今日、メイクしてる?」

「えっ、あ、少しだけ…」

…やっぱり分かるんだ。
指摘されて何となく恥ずかしくて
髪を触っていれば

「…髪も下ろしてるし、
ヤバい…めっちゃ可愛いんだけど、」

ミヤ君が凄く褒めてくれ、
私も顔を赤くしながら

「…ありがとう。
ミヤ君に可愛く思われたいから…
ちょっと頑張ってみた。
ホントはメガネも外してコンタクトにしようかと思ったんだけど…」

私がそう言えば

「いや!?それは本当にやめてね!!
そんなに全部可愛くしたら学校の人に狙われるだけじゃなくて、ナンパとか絶対にされるだろうし、今日帰すのが心配になるから…!!」

ミヤ君はそう言いながら私と手を繋ぐと

「…とりあえず、行こうか。
本当に可愛いすぎて…俺、心臓が痛い」

「…」

私、そんなに可愛いのかな。

お母さんも凄く可愛いって言ってくれたけど…
最近は自覚してるつもりだけど…

あんまり自分には自信が無いから
よく分からない。

そう思いながら
ミヤ君の家に一緒に向かった。