「ただ単に、もう夏休みに入るから…
一緒にいたいっていうだけで…
結局この前は俺のせいで
菜美ちゃんを困らせてすぐ帰らせちゃったし…
母さんにも改めて紹介したいし」

「…」

「8月は俺も部活あるし、
学校の講習もあるからお互い忙しいだろうから、7月中にちゃんと会っておきたいし…
へ、変な事はしないから!!大丈夫!!」

…確かにミヤ君のお母さんとは
結局あのままロクに挨拶も出来ずに
出て行っちゃったし。

私も、ミヤ君と一緒にいたいし…。


「…うん、分かった。楽しみにしてる」

私がそう言って笑えば
ミヤ君はホッとした様子だった。

「じゃあ、今度こそ帰ろうか…」

ミヤ君はそう言って先を歩いた為

「あ、待って、」

私はそう言いながら
今度は自分からミヤ君の手を握れば

「…菜美ちゃん、この前俺がメガネ取った時
"面白がってる"とか言って怒ってたでしょ?」

ふいにそんな事を言われ

「…菜美ちゃんの方も...
俺の理性試して面白がってるよね?」

ミヤ君の言葉に私は
「そ、そんな事ないよ」と反論するが

「…まぁ、どんな菜美ちゃんでも
好きだから良いけどさ…」

とブツブツ呟きながら
手を握り返してくれた。